高温多湿の時期の感染症


カビ、ダニ、ウイルスも繁殖しやすくなっています


梅雨シーズンは古くから黴雨※ばいう、と呼ばれ文字通りカビの多い季節です。


日本人の4~5人に1人はかかっているのが「水虫

水虫はカビの一種の白癬菌が足の皮膚に侵入し発病する感染症

足にできるのが足白癬、爪にできるのが爪白癬といいます。

プールや温泉が好きな方は施設で利用する足拭きマットやタオル、スリッパなどには注意しましょう



長引くこともある「夏風邪

梅雨時から夏にかけ高温多湿で活発になるウイルスにコクサッキーウイルスやエンテロウイルス、アデノウイルスがあり通常の風邪のように喉や鼻から侵入し発病する感染症

コクサッキーウイルス → 発熱と口内炎が特徴

エンテロウイルス → 腹痛や下痢を伴う

アデノウイルス → 喉の痛み、高熱、目やにといった症状が特徴


ちなみに子供がかかると


コクサッキーウイルス → 手足口病

コクサッキーウイルス、エンテロウイルス → ヘルパンギーナ

アデノウイルス → プール熱

という病名で知られています。

手洗い、ウガイの他に腸内環境を整え免疫力をアップ

納豆、ヨーグルト、ぬか漬けなどの発酵食品がおすすめ



カビによって発症する「夏型過敏性肺炎

トリコスポロンというカビが原因で発症します

痰の絡んだ咳が止まらなくなったり夏風邪のような症状が何週間も続きます

お風呂、キッチン、エアコン、布団、畳の下などに発生することが多い



ダニによる感染症

疥癬 → 激しい痒みの皮膚病

喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの症状を引き起こします