牡蠣鍋や牡蠣焼き、殻付きの蒸し焼きが美味しい牡蠣


濃厚な牡蠣エキスで身も心も癒され、海のミルクとも呼ばれる牡蠣


ただ、この美味しい牡蠣の唯一の弱点ともいうべき「あたる


牡蠣は食べたいけれど「あたる」のが怖くて牡蠣を食べない、という人も多い。


これは勿体ない話ですが、やはり牡蠣にあたるのだけは避けたいものです。


牡蠣にあたる原因

・ 牡蠣を食べると毎回あたる、という人はアレルギーも疑ってみる

・ 貝毒
・ ノロウイルス
・ 腸炎ビブリオ


牡蠣にあたる、原因でもっとも多いのがノロウイルスです。



ノロウイルスの場合の潜伏期間は約24~48時間

この時間を過ぎたあたりから、いきなり症状が出る場合が多い

腹痛、不快感から始まり嘔吐、下痢といった症状がみられます。

大人の場合は1~2日で症状は快方に向かいますが、数日間は便の中にウイルスが存在しているので注意が必要です。

ノロウイルスの症状が出ている時は下痢や嘔吐を繰り返してしまいます。

小まめな水分補給で脱水症を防ぎましょう。



腸炎ビブリオの場合の潜伏期間は約8~24時間

腹痛、下痢、嘔吐、発熱がみられます。

生ものを置いた、まな板から間接的に移ることもあるので注意しましょう。



貝毒の原因とては有毒プランクトンをエサとして食べてしまった貝を知らずに食べてしまうこと

毒の種類によって症状や潜伏期間が異なります

やっかいなのは貝毒の場合は加熱処理しても残るため、食べないのが一番の予防策と言われています。


牡蠣にあたりやすい時期の目安は

ノロウイルスの場合だと11月~1月、腸炎ビブリオの場合は7月~8月には注意が必要です。


牡蠣を安全に食べるには 予防策

スーパーで売られている牡蠣には「生食用」と「加熱用」があります。

生食用だから「生で食べても大丈夫なんだ・・・」ではなく、牡蠣の育った環境で分かれています

生食用 → ウイルスや細菌を取り込む危険が低い海で育ったもの

加熱用 → エサが豊富ですが有害物質も取り込む危険が高い海で育ったもの

見た目では加熱用の方が身がプリッとしてて味も美味しいのですが、有害物質も含まれていることがあるので注意が必要です。

加熱用の牡蠣は必ず加熱処理を行ってください。

生食用の牡蠣は加熱しなくとも食べられる安全性は持っているものの味は少し劣るようです。


・ 手洗い、調理器具の洗浄を徹底する ※牡蠣を触れたらその都度手洗い

・ 加熱して食べるようにする。※貝毒は加熱しても残ることが多い

・ 牡蠣の中心部までしっかりと熱を通す

・ 体調不良の時は牡蠣は食べない ※免疫力が落ちています。


美味しい牡蠣を安全に食べるためには、牡蠣の知識もしっかりと身につけておきましょう

これだけ知っているだけでも牡蠣にあたる確率はグーンと減ります。

牡蠣にあたる、話の後にレシピの話もなんですが・・・

牡蠣を美味しく食べる下処理の仕方を下記(※寒いオヤジギャグです)に載せています。


牡蠣の下処理の仕方

・ 牡蠣の袋をザルの上で開ける
・ ザルに開けた牡蠣をそのままボウルにうつす
・ 塩と片栗粉を入れて混ぜる
・ 400ccくらいの水を入れる
・ 手で軽くかき回すと片栗粉が牡蠣の汚れを落としてくれる
・ 汚れた水を捨てて、きれいな水で2~3回すすいで下処理は完了

フライやソテーの場合はキッチンペーパーで水気を拭き取ってから使う。

牡蠣鍋や牡蠣ご飯の場合はザルで水切りをしてから使います

牡蠣の下処理をしたほうが、牡蠣のふっくら具合が違ってきます、是非お試しを。

牡蠣120gに対し塩小さじ1、片栗粉小さじ1


牡蠣の本場、広島かきと北海道厚岸産牡蠣を食べ比べ


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