インフルエンザワクチンとコロナウイルス、一見なんの関係性もないと思うのですが

コロナ禍で両ウイルスの流行が懸念されている2020年はインフルエンザワクチンの接種を打っておいた方がいいのではと言われています。

ちなみにインフルエンザワクチンの予防接種はすでに始まっており優先順位があるようです。

2020年10月1日から始まっているインフルエンザワクチン予防接種の優先順位は以下の通り

・ 65才以上
・ 60才から65才未満の慢性高度心・腎・呼吸器機能不全者等
10月26日以降から
・ 医療従事者
・ 基礎疾患を有する方
・ 妊婦
・ 生後6か月~小学校2年生

などの順で呼びかけをするそうです。

他の人は打てないの・・・という心配もあるようですが

厚労省調べでは今シーズンのインフルエンザ罹患者数は特段に少なく

9月第4週時点で、わずかに4名

昨年と比べると1/1000以下の少なさだということです。

その理由として手洗い・ウガイの励行が挙げられている。

ただ海外からの渡航者が激減しているのも理由のひとつで、今後、海外からの入国者が緩和され増加することになれば次第にリスクは高まります。

更に今年はインフルエンザかコロナウイルスか見分けがつかないため病院で診察を断られたり、自宅待機が多くなれば、治療を受けられず重症化のリスクが高まる懸念も指摘されている。

だからこそ、今年はインフルエンザワクチンは摂取しておきたいところです。

また今年のインフルエンザワクチン接種の重大な意味はインフルエンザワクチン接種によりコロナ死亡率が劇的に低下していることにある。

海外の例をいくつかあげてみると

米コーネル大学グループでは
・インフルエンザワクチン接種率40%だと新型コロナウイルス死亡率は約15%
・インフルエンザワクチン接種率70%では新型コロナウイルス死亡率が約6%
まで低下している。

米ジョンズ・ホプキンス大学では
・ワクチン接種率が10%増えるごとに新型コロナ死亡率は28%低下

ブラジル・サンパウロ大学研究者
・9万人以上のコロナ陽性者を対象にインフルエンザワクチン接種を受けたものは受けていない人よりも集中治療室の入院リスクが8%低下、死亡リスクは17%低い

いずれの研究所においてもインフルエンザワクチン接種をすると新型コロナウイルスでの死亡率が低下している。
原則、インフルエンザワクチンでは新型コロナウイルスは防げないはずです。


このような事例を総合的に判断するとインフルエンザワクチンに関わらずワクチンそのものが免疫力を活性化し新型コロナウイルスの防御力を高めた可能性は十分にあるようです。

このようなことからインフルエンザワクチン接種の活用に注目が集まっている。

その他のワクチンの事例では

ギリシャの研究結果では
・BCGワクチン接種者は新型コロナ発症率を45%減少

メキシコの研究結果では
・麻疹・風疹・おたふく風邪のMMRワクチンを接種した人は新型コロナに感染しても軽症ですむ割合が高い

東京などでは65才以上が無償となるなど自治体は助成を拡大し予防接種を促進する予定です。


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