新型コロナは感染後、高齢や基礎疾患により悪化しやすいと言われているが

実は普段の栄養状態も関係すると言われています。

欧州臨床栄養代謝学会ではコロナの早期から新型コロナ患者に対し栄養ガイドラインを提示している。

食べ物から新型コロナに対抗できれば、それが一番安全でしょう。

日本でも、このような情報を各省庁から発信してくれれば有難いのだが


注目されている成分はビタミンK

健康に敏感な方は1~2年前くらいから注目されていたので「何を今さら」感はハンパないかも知れません。

ちなみにビタミンKにはK1とK2があり体内吸収率の高いK2が非常に多く含まれる納豆が注目されている。

栄養失調気味の患者の特徴としては

・感染後に悪化しやすい
・入院中に筋肉を失うのが早い
・退院後の回復が遅い

などの特徴があり

新型コロナに感染し入院が必要なほど悪化した人はビタミンKの欠乏が顕著だった。

そんな中、天然のビタミンK2を長年食べてきた人は動脈内のカルシウムの沈下が著しく低く、心臓血管の健康状態が良好な人が多かった。

ビタミンKの欠乏と症状悪化の関連性に対しては、新型コロナは血液凝固を引き起こし肺の弾性繊維を分解するがビタミンKが凝固を調節し肺疾患から保護するタンパク質の生産に関わるという。

ビタミンKにはK1とK2があり

K1を多く含ものに小松菜やホウレンソウなどの緑黄色野菜

体内吸収率の高いK2にはチーズなどに多く含まれるが、中でも注目されているのが納豆。

納豆の1パックあたり約240μgのビタミンK2が含まれる

ドイツ栄養学会が推奨する1日の摂取量は51才以上の女性の場合、約65μg、男性の場合は約80μg

ロンドンで日本人研究者と一緒に働いたことのある研究者の中には、納豆をたくさん食べる地域に住んでいる地方では新型コロナによる死者が一人もいない、ということから試してみる価値は大いにあるのではないかと締めくくっている。

納豆には免疫力を高める効果もあり、まさに一石二鳥の食べ物ではないだろうか。

ただし日本でも血液抗凝固剤を摂取している人は納豆を控えるよう指導はされているので注意は必要です。