2019年5月14日 熊本県天草市在住の91歳の女性に咬まれ日本紅斑熱に感染し8日に死亡したことを公表
マダニを媒介にした感染死者は県内で今年初
2018年は6月と10月に死者が出ています
調べによると女性は4月29日と5月1日に畑で茶摘みなどをした後、2日に右肩に痛みが出て発熱。
医療機関を受診し入院、転院しながら治療を進めていましたが亡くなりました。
背中にマダニに咬まれた跡があり検査で日本紅斑熱の陽性を確認しています。
日本紅斑熱の症状として発熱、発疹、倦怠感、頭痛などが伴います
潜伏期間は2~8日、治療には抗菌薬を使用します。
春から秋にかけてはマダニの活動期に入るため森林や草地に入る時は長ズボン、長袖を着用して肌の露出を控えましょう。
特に帰宅後のチェックは徹底しましょう
・ 上着や作業着を室内に持ち込まない
・ シャワー、入浴時にダニに咬まれていないかチェック
・ 服についたダニは粘着テープで取り除く
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ダニが保有する病原体によって感染することをダニ媒介感染症と言います
山菜の時期などにマダニに噛まれて死亡するケースもニュースなどで報道されていますね。
ダニが媒介した感染症は主に以下の感染症です
・ クリミア・コンゴ出血熱
・ ダニ媒介脳炎
・ 回帰熱
・ ツツガムシ病
・ 重症熱性血小板減少症候群
・ 日本紅斑熱
マダニに噛まれないように注意しましょう
マダニの活動が特に盛んなのは春から秋、マダニに噛まれる危険性が高くなります
草むらや藪などマダニが生息していそうな場所に入る時は長袖、長ズボン、長靴の着用
ズボンのすそは靴下や長靴の中に入れます
足を完全に覆う靴、帽子、手袋の着用
首にタオルを巻いて肌の露出を少なくすることが大事。
服は明るめの色を着用するとマダニを見つけやすくなります。
屋外活動後は入浴しマダニに噛まれていないか確認します。
特に脇の下、脚の付け根、手首、膝裏、胸の下、頭部がポイント
マダニに噛まれたら
マダニ類の多くは長時間、吸血します ※数日~10日以上も
マダニに噛まれたことを気づかない場合も多い
吸血中のマダニに気づいたら無理に引き抜かず皮膚科で処置をしてもらいましょう。
マダニの一部が皮膚内に残り化膿したりマダニの体液を逆流させる恐れがあるので無理に引き抜かないでください。
マダニに噛まれた後は数週間程度は体調の変化に注意しましょう
発熱等の症状が出た場合は医療機関で診察を受けてください。
イエダニ類は室内での被害が多く寝ている間に布団に潜り込んで吸血するため刺されている場面を見ることはほとんどありません。
古い一戸建てでネズミが生息するような家で被害が出やすいようです。
顔や手足はほとんど刺さず脇腹、下腹部、太腿の内側などが刺され痒みの強い赤いブツブツができます。
ダニの種類によってはライム病や日本紅斑熱などの感染症を媒介することもあります。
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