加湿器病、加湿器症、加湿器症候群と呼ばれる加湿器を使っていることによって引き起こされる風邪のような症状
正式には過敏性肺臓炎
主な原因は加湿器を不衛生なまま使用したことにより加湿器内で繁殖した雑菌やカビなどが放出され、呼吸時に一緒に吸い込んでしまうことで起こります。
長期間にわたり吸い込むことで身体がアレルギー反応を起こし発症します。
主な症状は痰、咳、胸の痛み、発熱、全身の倦怠感など風邪に似た症状
加湿器病の中でもレジオネラ菌で感染するレジオネラ症が問題になっている。
レジオネラ症は幼児や高齢者など免疫力が低い方などが発症すると重症化による肺炎に進行することもあるので注意が必要です。
加湿器病の予防
・ 加湿器内に長期間、古い水を溜めたままにしない
・ 加湿器を使うごとに水道水を入れ替える
・ 水にぬめりが出てくるとレジオネラ菌は繁殖しやすくなる
・ 加湿器の説明書に従いこまめに清掃する
・ 殺菌機能のあるフィルターは使用期限が切れると性能が落ちるため交換時期は守るようにする
・ 使用しない時はタンク内の水を抜き、よく乾燥させる
加湿器の選び方
加湿器の種類は大きく分けて超音波式、蒸気式、気化式の三つのタイプ
中でも超音波式は加湿器病にかかる可能性が高いタイプの加湿器
超音波式加湿器の特徴はタンクの水に超音波をあて振動させて霧状の水滴を発生させファンの風で室内に放出させます
そのためタンク内の水が雑菌やカビなどに汚染されていても、殺菌処理されることなく、そのまま室内に放出されてしまいます。
安全な加湿器を選ぶのであれば超音波式以外の加湿器は比較的安全だといわれています。
蒸気式は熱して蒸気で加湿するため加熱時に殺菌されるためレジオネラ症を防ぐには有効な加湿法。
気化式は水を気化させて加湿するため、細菌が室内に放出される可能性は低くなります。
新型コロナウイルスの影響により、加湿器を使う機会が増えているご家庭においては、普段からこまめに加湿器の掃除をするようにしましょう。
加湿器のタンク内のカビ、汚れ、ぬめりには要注意
スチーム式・・・水を加熱して蒸気を出すため吹き出し口でヤケドをしないようしましょう
超音波式・・・特に掃除に注意が必要な加湿器、タンク内のぬめり、カビ、汚れは小まめに掃除を
気化式・・・気化させるフィルターにカビや汚れがつくことがあり注意が必要
ハイブリッド式・・・気化式と加熱式のよいところを取っていますが、気を付けるところは気化式と同じです。
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